第9話「手先が不器用な子はかわいそう!」 - 元小学校教員 兼 主夫の子育てマインド 赤ちゃん〜小学生

第9話「手先が不器用な子はかわいそう!」

こんにちは。子育てを頑張っているママさん、パパさん

第1話「赤ちゃんは天才!?」をお読みでない方は、
初めに、第1話を読んでください。
僕は、「赤ちゃんは天才」という前提で書いていますので、
第1話を先に読んでもらった方が、よいかと思います。


「手先が不器用な子と器用な子」


手先の器用さは人それぞれだと思いますが、
手先は器用な方がよいに決まってます。
「不器用でよかった!」ということは、
ほとんどないように思います。

手先が器用であれば、
パソコンのタイピングを早く上達できます。
洋服のボタンを素早く縫い付けることができます。
ネックレスがぐちゃぐちゃに絡まっても、
解くことができます。

細かい作業全般を難なくこなすことができます。
もっとよい例えがあると思いますが・・・。

とにかく、生活をする上で、手先は器用な方がよいです。


自分の子供にも手先が器用になってほしい
と願うのは、
自然の流れですね。


小学生を見ていると、不器用な子、器用な子がいます。
不器用な子を見ると、かわいそうです。
真剣に頑張るんです。しかし、なかなかできないんです。

例えば、コンパスを使うとき。

まず、親指と人差し指の2本で持てない。
親指と人差し指と中指の3本で持つんです。

次に、2本の指で持てても、コンパスを回すことができない。
2本の指で、さするようにくるくると回せればよいのですが、
手にも指にも力が入りすぎて、震えてるんです。
頑張っているのに、手や指が思うように動かせないのです。
だから、どんどんイライラがたまってきてしています。
子供が苦しんでいます

一方、手先の器用な子は、すぐに、上手に円を描くことができます。
時間がある限り、小さい円、大きい円の描く練習ができます。
手先の器用さは、勉強にも大きくかかわってくるんです。

こういう現実を見ると、きい(1歳10か月の僕の子)には、
手先が器用になってほしいと思います。
もちろん、これを読んでもらっているママパパさんのお子さんにも。


小学校でする作業と不器用な子の例えをざっと書いてみます。


鉛筆で文字を書く
 濃い字しか書けず、濃淡の調節ができにくい。
消しゴムで文字を消す
 力の調節ができない。
 鉛筆の線の方向を無視して、力任せに消そうとする。
定規、三角定規、分度器、コンパスを使う
 定規で、線を真っすぐに引けない。

はさみで紙を切る
 ぎこちない使い方をする。
折り紙を折る
 端を合わせられない。指先を使って折れない。
でんぷん糊やスティックのりを使う
 でんぷん糊を薄く均一にのばせない。

糸を針の穴に通す
 糸を針の穴に通せない。
玉結びをする
 3本の指を器用に使えない。
手縫いをする
 ガタガタにぬってしまう。

包丁を使う
 力任せに切る。

やり方を教えれば、

器用な子は、初めてのことでも、すぐにコツをつかみ
できるようになります。

不器用な子は、それぞれの作業でつまずき、
苦戦します。
苦しみます。



ママパパさんが家で子供と一緒に何かをするとき、
費やす時間を考えると、
器用な子に対しては、そんなに時間はかかりません。
不器用な子に対しては、まあ、多大な時間がかかります。


では、どうすればよいか?

小さい時からいろんなことを経験させることです。
大人になってからでは遅いです。
小学生でも遅いです。

やっぱり、天才の時期「第1話赤ちゃんは天才!?」
がよいでしょう。


物がつかめるようになったら、どんどん持たせたらよいです。
「握る」ができるようになったら、「指先でつまむ」です。
体の中心から末端に行くほど、高度な動作になりますから。

腕を動かす → 握って持つ → つまむ
こうやって高度な動きを経験させていけばよいです。
こんな経験ができる環境を作ってあげてくださいね。
軽いもの、重いもの、大きいもの、小さいもの、
本当にいろいろなものが「持てる、つまめる」環境です。

子供は、体験によって
軽い、重い感覚を身に付けていきます

軽い物に対しては、軽い力でとか、
重いものに対して、気合いを入れてとか。

きいの例を挙げて話します。

お風呂の湯船で、洗面器を使わせると面白いです。
洗面器を上下逆さにして、沈めて、傾けて空気をボコッと出す。
これがまず、面白い。
きいは「びっくりしたー」とか言います。

さらに、遊びは続きます。

ボコッと空気を出した洗面器を
両手で持ち上げようとすると、
重いですよね・・・説明しにくいですけど。
洗面器を水上に持ち上げると、急に軽くなるんですね。
「重い」から急に「軽い」に変わるので、バランスを崩します。
きいは、初め、勢い余ってこけかけました。

でも、それが楽しくて、何回もします。
そのうち、
いつ「重い」から「軽い」に変わるのかがわかって
うまくバランスをとるようになりました。

きいがこかけたときは、洗面器を持ち上げるために、
ずっと力をかけ続けていたわけです。

そのうち、
どこで力を抜けばよいか少しずつわかってきて
途中で力をぬくことができるようになった。

だから、バランスもとりやすくなった。
というわけです。

こんな場面でも、
力の強弱の使い方を体験して学ぶことができます。
力の強弱は器用さに大きくかかかわってきますよね。


もう一つの話
僕は、日中、おばあちゃんにきいを預けています。

夕方、おばあちゃんの家にきいを迎えに行くと、
きいが細かいものをつまんで食べていたんです。
食べていたものは、ミンツでした。

「これはいい!」
って思いました。

ミンツは直径2mmくらいですね。
やさしくつまんで食べていました。
大人でも難しいかもしれません。
でも、練習すれば、1歳10か月の子でできるんです。

初めはどうだったか聞いていないので分かりませんが、
力いっぱいつまんで、
はじいてどっか飛んで行ったのかもしれませんね。
この失敗経験もグッドです。
失敗から学べばよいのですから。


手先が器用な子の子育ては、
ママパパさんも楽ができます。

小学校では、5,6年で裁縫を学びます。
「お母さん、服のボタンがはずれた」
こんな場合、

手先が器用な子なら、学校で学んだことを生かして、
きれいにボタンを縫い付けることができます。

手先が器用でない子なら、
「上手にできないし、やって」
と言って、ママさんにしてもらう。
これでは、学校の勉強がまったく生かせてないですね。

がんばって縫い付けたとしても、
きれいにボタンを縫えていないかもしれない。
結局ママパパさんがしないといけない・・・時間がかかる。
となるわけです。

だから

子供の手先が器用であることは、
子供が自分でできることを自分でやり切る。
だから、
子供は、自信を持つ。意欲が出る。生活力が高まる。

ママパパさんの労力を減らすことができる。


それだけではないです。

手先と脳には大きな関係があります。
手先を器用にすることは、脳の活性化に効果があるといわれています。

進化論でもそうですよね。
人間に近いサルは、犬や猫に比べて手先が器用で、
脳も大きいです。

昔、世界丸見えテレビで見たんですが、
中国では老化防止のために、
直径3〜4cmくらいの金属の球を2つ掌に乗せて回すということをしているそうです。
真偽はわかりませんが、手先を動かすという点を考えると、効果はありそうですよね。

僕が言いたいことは

手先を器用にすることは、脳を活性化し、
結果として、賢い子に育ちます


ということです。


もちろん、手先を器用にする時期は、
3歳(6歳)までです。
詳しくは、
第8話「なぜ3歳までが大切なのか?」を読んでください。

小学生になったら、器用にすることは難しいです。
小学生で不器用なら、一生不器用のままです。
子供の一生を左右する手先の器用さです。
3歳までを第一目標にしてがんばりましょう。



子育てマインド
・小さい時から「持つ」「つまむ」を経験させる。
・時期は、0〜3歳(6歳)までに。
・手先を器用にすることで、脳を活性化することができる。


いつも通り赤字をパソコンのメモ帳やワードにメモしておいてくださいね。


第9話を読んでいただき、ありがとうございます。
今、いろいろな経験をさせて、
手先の器用な子、賢い子に育てましょう。

次回は、「叱るとき…これだけは注意して!」です。

質問や体験談などがあれば、気軽に書いてください。


週1くらいで大事なことを話していくので、
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この記事へのコメント
二人の姉妹を育ててて思いますが、手先の器用さはうまれつきな部分が多いように感じます。上の子は不器用、下の子は器用です。赤ちゃんの頃から上の子は不器用でした。同じ月例の子と比べても明らかに器用な子は違います。姉妹の育て方は大差ないと思います。むしろ下の子の方がほったらかし…。気づけば2歳前にハサミを使っていました。折り紙も教えてないのにきれいに折ります。なんだか記事を読んでいて、違和感を感じたのでコメントしました。すみません。
Posted by 匿名希望 at 2017年08月23日 23:08

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