頭のよい子に育てる - 元小学校教員 兼 主夫の子育てマインド 赤ちゃん〜小学生

第4話「子供だからこれくらいしかできない」

こんにちは。子育てを頑張っているママさん、パパさん、

第1話「赤ちゃんは天才!?」をお読みでない方は、
初めに、第1話を読んでください。
僕は、「赤ちゃんは天才」という前提で書いていますので、
第1話を先に読んでもらった方が、よいかと思います。


「まだできないからねー」

ママパパさん、自分の子にこんな声かけをしたことがありますか?

最近、きい(1歳9カ月の僕の子です)と公園に行った時の話です。
公園に着くと、
見知らぬママさんと女の子(1歳3か月だそうです)がいました。
きいが歩いていると、女の子は歩いて、きいについてきました。
きいが傾斜30度くらいの急な丘をよっこらせと上ると、
女の子も上ろうしていましたが、難しく、
手を挙げて「あーあー」言ってました。
そこで、ママさんの一言です。
「まだできないからねー」

こういう言葉を聞くと、僕は、
「本気でそんなこと言ってんのかー!」
と心の中で思っています。

本当に・・・
信じられません。
子供がかわいそうです。

子供、やりたいんでしょ。
チャンスくらいやってよ。
努力させるチャンスなのに。
初めは誰もできんでしょ。
一緒に手をつないで挑戦させたらいいのに。
失敗なり成功の経験ができるのに。


僕なら、手を取って一緒に上ります。
登ったら、オーバーアクションで誉めると同時に、
「高いねー」とか言っときます。
下りも同様。
やる気があれば、再び登山開始。少しずつ手を離していく。

疲れてやる気がなくなったら、止めさせます。
無理にさせると、楽しくないから。
ポイントは、
興味があるうちはさせることです。

でも、まだしたくても、「最後1回ね」と言って、切り上げることもあります。
次もしたくなるように

この判断は、子育てを続けていたらわかるようになってきます。

まあ、上り下りを繰り返したら、そのうち自力で上るようになりますよね。
その日に上るということではないですよ。


「子供だからこのくらいしかできない」
って思ったら、ぜーーーったいだめです。
ママパパさん、子供の興味ややる気をすぐに奪ったらだめです。
興味ややる気を見せたときこそ、経験させるべきです。
目をキラキラと輝かせて、やるぞー!っていうとき、
子供は、
真剣がんばる!
楽しい気持ちになる!
たくさんのことを学ぶ!

これは赤ちゃんも、乳幼児も、小学生も、中学生も、高校生も大人も同じ。

失敗したとしても次につなげていくんです。
子供は、足や手など体の使い方、体重のかけ方など、
急な坂を上るためには、どうすればよいのか、「失敗」から学びます。
そして
その「経験」を次に生かし、「成功」につなげていくのです。


当たり前の注意点として、
いくら興味が高く、やる気があっても
・公共の場で、迷惑になるようなことはいけません。
 迷惑行為は、子供のマナー欠如につながります。
・命にかかわることや危険すぎることもだめ。
 説明いらず。
・テレビをみることやゲームをすることもほどほどに。
 人と目が合わせられなくなることや、ゲーム脳とかの問題があります。

書き出したらきりがないのでこのくらいにしておきます。



子育てマインド
・「子供だからこれくらいしかできない」
 と思ったらだめ。
 子供は無限の可能性を秘めています。



いつも通り赤字をパソコンのメモ帳やワードにメモしておいてくださいね。


第4話を読んでいただき、ありがとうございます。
子供をどんどん伸ばしていきましょう

次回は、「子供の力を甘く見るな!」について話します。

質問や体験談などがあれば、気軽に書いてください。


週1くらいで大事なことを話していくので、
お気に入り、ブックマークに登録しておいてください。

第5話「子供の力を甘く見るな!」

こんにちは。子育てを頑張っているママさん、パパさん、

第1話「赤ちゃんは天才!?」をお読みでない方は、
初めに、第1話を読んでください。
僕は、「赤ちゃんは天才」という前提で書いていますので、
第1話を先に読んでもらった方が、よいかと思います。


「まだ子供だからできない」


第4話を読んだ方は、こんな考え方はもうしないはず!
まだ、読んでいない方は、ぜひ第4話を読んでから、
第5話を読んでください。

今回は、前回の「まだ子供だからできない」の続きの話です。


「子供だからこれくらいしかできない」と思ったらだめ。
子供は無限の可能性を秘めています。

「こんなことを言ったって、できないこともあるでしょ。」
と思われるママパパさん
正解です。もちろん、できないこともあります。

例えば、
生後3か月の赤ちゃんを無理に歩かせ、一人で歩けるようにする。
これは、発達段階から無理です。

順序通りに行かないこともありますが、一般的には、
首がすわって、寝返りをして、ずりばいをして、
ハイハイをして、立って、歩くことができるようになる。


間違えないでください。
「子供だからこれくらいしかできない」と思ったらだめ。
というのは、子供が、何かにとーっても興味を持って、
「やりたい!」
と思ったとき、
そのときに、ママパパさんが考えることです。


じゃあ、子供はどんなことを「ぜひやりたい!」と思うのか?
それは、
「ちょっと難しいこと」です。
「簡単なこと」ではありません。
簡単なことは、初めは興味を持ちますが、
簡単すぎてすぐに飽きてしまいます。

小学校の勉強もそうです。
1年生が1+3や5−2の足し算や引き算をする。
いいぐらいの難しさ。

もちろん、子供によっては、簡単すぎる子もいて、
その子は授業で飽き飽きしているはずです。
大人が、そんな計算しても、面白くないし、「やりたい!」とは思わない。

だから、子供は、簡単なことに対して興味が低く長続きしない。


「難しいこと、難しすぎること」でもない。
1年生に、0.5×2.3÷1.4などの計算をしてみよう、
と言ったところで、ちんぷんかんぷんで、やる気が出ない。
大人が、いくら熱心にわかりやすく教えようとしてもだめ。

だから、子供は、難しいことや難しすぎることに、興味を示さない。


「ちょっと難しいこと」
1年生が1+3=4を理解したら、次に興味を示すのは、
少し大きな数。4+6みたいな問題です。
計算したら、子供は、
「おー10になった」
と感動します。
「もっと大きな数で計算したい!」
ってなるわけです。

だから、
子供は、ちょっと難しいことが「やりたい!」のです。

小学生で話をしましたが、赤ちゃんでも乳幼児でも同じです。
ちょっと難しいことです。

例えば、
子供が、平地を歩けるようになったら、次にしたいのは、
階段などの段差を上ったり下ったりすることです。
階段に限らず、段差ってたくさんありますよね。

子供は、
「段差を一段上りたいけど、初めてのことで怖くて一歩が踏み出せない。」
と思っているかもしれません。


ここで大事なことは、
1 見本を見せること。
  子供はすでに観察していて、
  わかっているから必要ないかもしれませんが、
  本当に初めて見る、聞く、感じるときは必須です。

2 手を貸して一緒に階段を上ってみる。できたらほめる。

3 それを繰り返す。できるたら毎回ほめる。

4 1人でチャレンジさせる。一人でできたら、超ほめる。

無理にさせてはだめですよ。
興味がなくなったらやめて、次回に練習させるとよいです。

こんな風にして、できるようになったら、
子供は、「次のちょっと難しいこと」に興味がわいてきます。
そして、たくさんの失敗や成功などの経験をして
たくましく、賢くなっていきます。

階段の例でしたが、言葉を覚えるのでも同じです。

そうそう、ほめることは忘れないでください。
あと、「超ほめる」と書きましたが、なぜだかわかりますか?

なぜなら、
一人でできるようになったから。
これ、超大事です。

一人でできるようになったことは、超ほめてください。
ママパパさん、
子供が一人でできるようになったことを「超嬉しい」
と思ってください。
一緒にできたことは、「超嬉しい」じゃなくて、「嬉しい」です。

想像してみてください。
小学生の子が、宿題をしています。ちょっと難しい問題です。
ママパパさんが教えて問題が解けました。
「超嬉しい」ですか?
そんなことないですよね。実際は、「嬉しい」にもならないです。


ちょっと難しい問題を自分の力で、一人で解いたときこそ、
「超嬉しい」です。


きい(僕の子1歳10か月)に、ゴミ捨てを頼んだら、
一人で捨てに行きます。
ごみ箱を開けて、ゴミをぽいっと。
僕は、もちろん超嬉しいです。


ということで、
一緒にできたことと一人でできたことは全くの別物です。
一人でできたことを大事にしてください。


何でもしてあげる、一緒にしてあげる。
こんなことをずっと続けていたら、
その子は一人で何もできない子になります。
いい加減な子に見られます。
整理整頓ができない
持ち物の準備ができない
一人で起きられない

こんな子に育てたくないですよね。
そうしないために、


できるだけ小さい時から一人でできることを増やしていきましょう。
0~3歳までに、しつけをきちっとしておけば、
その後の子育てがとーっても楽になります。
6歳以降は、なかなか素直に言われたことをきけなくなるので。



子育てマインド
・子供は、ちょっと難しいことが「やりたい!」
・一緒にできたことと一人でできたことは全くの別物
・子供が一人でできたら、超ほめる。
・一人でできたことが、超嬉しい。


いつも通り赤字をパソコンのメモ帳やワードにメモしておいてくださいね。


第5話を読んでいただき、ありがとうございます。
次回は「正しくほめていますか?叱っていますか?」について話します。


質問や体験談などがあれば、気軽に書いてください。


週1くらいで大事なことを話していくので、
お気に入り、ブックマークに登録しておいてください。

第9話「手先が不器用な子はかわいそう!」

こんにちは。子育てを頑張っているママさん、パパさん

第1話「赤ちゃんは天才!?」をお読みでない方は、
初めに、第1話を読んでください。
僕は、「赤ちゃんは天才」という前提で書いていますので、
第1話を先に読んでもらった方が、よいかと思います。


「手先が不器用な子と器用な子」


手先の器用さは人それぞれだと思いますが、
手先は器用な方がよいに決まってます。
「不器用でよかった!」ということは、
ほとんどないように思います。

手先が器用であれば、
パソコンのタイピングを早く上達できます。
洋服のボタンを素早く縫い付けることができます。
ネックレスがぐちゃぐちゃに絡まっても、
解くことができます。

細かい作業全般を難なくこなすことができます。
もっとよい例えがあると思いますが・・・。

とにかく、生活をする上で、手先は器用な方がよいです。


自分の子供にも手先が器用になってほしい
と願うのは、
自然の流れですね。


小学生を見ていると、不器用な子、器用な子がいます。
不器用な子を見ると、かわいそうです。
真剣に頑張るんです。しかし、なかなかできないんです。

例えば、コンパスを使うとき。

まず、親指と人差し指の2本で持てない。
親指と人差し指と中指の3本で持つんです。

次に、2本の指で持てても、コンパスを回すことができない。
2本の指で、さするようにくるくると回せればよいのですが、
手にも指にも力が入りすぎて、震えてるんです。
頑張っているのに、手や指が思うように動かせないのです。
だから、どんどんイライラがたまってきてしています。
子供が苦しんでいます

一方、手先の器用な子は、すぐに、上手に円を描くことができます。
時間がある限り、小さい円、大きい円の描く練習ができます。
手先の器用さは、勉強にも大きくかかわってくるんです。

こういう現実を見ると、きい(1歳10か月の僕の子)には、
手先が器用になってほしいと思います。
もちろん、これを読んでもらっているママパパさんのお子さんにも。


小学校でする作業と不器用な子の例えをざっと書いてみます。


鉛筆で文字を書く
 濃い字しか書けず、濃淡の調節ができにくい。
消しゴムで文字を消す
 力の調節ができない。
 鉛筆の線の方向を無視して、力任せに消そうとする。
定規、三角定規、分度器、コンパスを使う
 定規で、線を真っすぐに引けない。

はさみで紙を切る
 ぎこちない使い方をする。
折り紙を折る
 端を合わせられない。指先を使って折れない。
でんぷん糊やスティックのりを使う
 でんぷん糊を薄く均一にのばせない。

糸を針の穴に通す
 糸を針の穴に通せない。
玉結びをする
 3本の指を器用に使えない。
手縫いをする
 ガタガタにぬってしまう。

包丁を使う
 力任せに切る。

やり方を教えれば、

器用な子は、初めてのことでも、すぐにコツをつかみ
できるようになります。

不器用な子は、それぞれの作業でつまずき、
苦戦します。
苦しみます。



ママパパさんが家で子供と一緒に何かをするとき、
費やす時間を考えると、
器用な子に対しては、そんなに時間はかかりません。
不器用な子に対しては、まあ、多大な時間がかかります。


では、どうすればよいか?

小さい時からいろんなことを経験させることです。
大人になってからでは遅いです。
小学生でも遅いです。

やっぱり、天才の時期「第1話赤ちゃんは天才!?」
がよいでしょう。


物がつかめるようになったら、どんどん持たせたらよいです。
「握る」ができるようになったら、「指先でつまむ」です。
体の中心から末端に行くほど、高度な動作になりますから。

腕を動かす → 握って持つ → つまむ
こうやって高度な動きを経験させていけばよいです。
こんな経験ができる環境を作ってあげてくださいね。
軽いもの、重いもの、大きいもの、小さいもの、
本当にいろいろなものが「持てる、つまめる」環境です。

子供は、体験によって
軽い、重い感覚を身に付けていきます

軽い物に対しては、軽い力でとか、
重いものに対して、気合いを入れてとか。

きいの例を挙げて話します。

お風呂の湯船で、洗面器を使わせると面白いです。
洗面器を上下逆さにして、沈めて、傾けて空気をボコッと出す。
これがまず、面白い。
きいは「びっくりしたー」とか言います。

さらに、遊びは続きます。

ボコッと空気を出した洗面器を
両手で持ち上げようとすると、
重いですよね・・・説明しにくいですけど。
洗面器を水上に持ち上げると、急に軽くなるんですね。
「重い」から急に「軽い」に変わるので、バランスを崩します。
きいは、初め、勢い余ってこけかけました。

でも、それが楽しくて、何回もします。
そのうち、
いつ「重い」から「軽い」に変わるのかがわかって
うまくバランスをとるようになりました。

きいがこかけたときは、洗面器を持ち上げるために、
ずっと力をかけ続けていたわけです。

そのうち、
どこで力を抜けばよいか少しずつわかってきて
途中で力をぬくことができるようになった。

だから、バランスもとりやすくなった。
というわけです。

こんな場面でも、
力の強弱の使い方を体験して学ぶことができます。
力の強弱は器用さに大きくかかかわってきますよね。


もう一つの話
僕は、日中、おばあちゃんにきいを預けています。

夕方、おばあちゃんの家にきいを迎えに行くと、
きいが細かいものをつまんで食べていたんです。
食べていたものは、ミンツでした。

「これはいい!」
って思いました。

ミンツは直径2mmくらいですね。
やさしくつまんで食べていました。
大人でも難しいかもしれません。
でも、練習すれば、1歳10か月の子でできるんです。

初めはどうだったか聞いていないので分かりませんが、
力いっぱいつまんで、
はじいてどっか飛んで行ったのかもしれませんね。
この失敗経験もグッドです。
失敗から学べばよいのですから。


手先が器用な子の子育ては、
ママパパさんも楽ができます。

小学校では、5,6年で裁縫を学びます。
「お母さん、服のボタンがはずれた」
こんな場合、

手先が器用な子なら、学校で学んだことを生かして、
きれいにボタンを縫い付けることができます。

手先が器用でない子なら、
「上手にできないし、やって」
と言って、ママさんにしてもらう。
これでは、学校の勉強がまったく生かせてないですね。

がんばって縫い付けたとしても、
きれいにボタンを縫えていないかもしれない。
結局ママパパさんがしないといけない・・・時間がかかる。
となるわけです。

だから

子供の手先が器用であることは、
子供が自分でできることを自分でやり切る。
だから、
子供は、自信を持つ。意欲が出る。生活力が高まる。

ママパパさんの労力を減らすことができる。


それだけではないです。

手先と脳には大きな関係があります。
手先を器用にすることは、脳の活性化に効果があるといわれています。

進化論でもそうですよね。
人間に近いサルは、犬や猫に比べて手先が器用で、
脳も大きいです。

昔、世界丸見えテレビで見たんですが、
中国では老化防止のために、
直径3〜4cmくらいの金属の球を2つ掌に乗せて回すということをしているそうです。
真偽はわかりませんが、手先を動かすという点を考えると、効果はありそうですよね。

僕が言いたいことは

手先を器用にすることは、脳を活性化し、
結果として、賢い子に育ちます


ということです。


もちろん、手先を器用にする時期は、
3歳(6歳)までです。
詳しくは、
第8話「なぜ3歳までが大切なのか?」を読んでください。

小学生になったら、器用にすることは難しいです。
小学生で不器用なら、一生不器用のままです。
子供の一生を左右する手先の器用さです。
3歳までを第一目標にしてがんばりましょう。



子育てマインド
・小さい時から「持つ」「つまむ」を経験させる。
・時期は、0〜3歳(6歳)までに。
・手先を器用にすることで、脳を活性化することができる。


いつも通り赤字をパソコンのメモ帳やワードにメモしておいてくださいね。


第9話を読んでいただき、ありがとうございます。
今、いろいろな経験をさせて、
手先の器用な子、賢い子に育てましょう。

次回は、「叱るとき…これだけは注意して!」です。

質問や体験談などがあれば、気軽に書いてください。


週1くらいで大事なことを話していくので、
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第13話「絵本・・・とりあえず本棚を!」

こんにちは。子育てを頑張っているママさん、パパさん。

第1話「赤ちゃんは天才!?」をお読みでない方は、
初めに、第1話を読んでください。
僕は、「赤ちゃんは天才」という前提で書いていますので、
第1話を先に読んでもらった方が、よいかと思います。


「絵本・・・とりあえず本棚を!」


「子供にとって、絵本はよいものである」ということは、僕の常識なのですが、
ママパパさんにとっては、どうでしょうか?

今回は、絵本のよさについて話していきます。

初めに、引用文です。
子どもはお話が好き、絵本が好きです。それに、絵本は多くの恵みを子どもにもたらします。私たちは30年にわたり、子どもと絵本にかかわってきて、このことを確信しています。」
(川端強『絵本のある子育て』こどもの本の童話館グループ、2013年、2頁)


30年にわたって絵本にかかわってきた方が、このようにおっしゃっています。
絵本はとても大切なんです。
ちなみに、小学生でも、絵本の読み聞かせはとても好きで、静かに聞きます。


ここからは、僕の考えていることです。

では、絵本とは何なのか?

絵本の要素は3つあります。
ぱっと見て、絵がありますよね。
そして、文字(言葉)があります。
さらに、ストーリー、物語があります。
この3つ、絵と言葉とストーリーです。

子供は、絵を見て感じ考えます。
読んでもらって、言葉を聞いて感じ考えます。
全体のストーリーを感じ考えます。

子供は絵本からたくさんのことを感じ、考えています。
つまり、賢くなっているのです。感じて考えるのですから。
「絵本とは、子供を伸ばすもの」と言えますね。

では、子供の何が伸びているのか?

引用文に「多くの恵み」とありましたので、この言葉を借ります。

多くの恵み1つ目
美しいものへの感性(絵)
子供は、真剣に絵を見る中で、
「ああ、美しいなあ」
と感じるのです。そうやって、感性を磨いていきます。
感性というのは、言葉で教えて磨くことができるものではありません。
だから、絵本というのは素晴らしいのですね。

多くの恵み2つ目
言葉を育むこと(言葉)
ママパパさんが、絵本を読んであげたら、子供はどんどん言葉を覚えていきます。
だって、子供は絵本が楽しいですから。
僕はいつも言いますが、子供は、「楽しい!」と思うときに、あらゆることをスポンジのように吸収していきます。
しかも、絵本の言葉は、洗練された日本語です。だから、ママパパさんが読んで聞かせるだけで、正しい日本語を教えることになるのです。
これも、絵本の素晴らしさです。

多くの恵み3つ目
道徳性を育む(ストーリー)
善悪の判断や、正しいことは正しい、当り前のことを当たり前にする、ということなどを総称して道徳性と言いますが、言葉で説明するのは、難しいですね。

例え話で。
桃太郎の場合。
桃太郎が、きびだんごをやって仲間を増やしていくのは、たくさん友達を作ることや、友達と協力することは正しいことなんだということにつながります。
桃太郎が、鬼を退治することは、愛は勝つ、悪いことをしてはいけないということにつながります。

様々なストーリーを知ることによって、自分の行動の模範にしていくわけですね。
たくさん読んで聞かせることによって、
たくさんのストーリーを経験することになりますから、
少ないより多い方が子供の道徳性は豊かになっていきます。


ということで、絵本というのは子供にとって、とてもよいものです。
ぜひ、本棚を作って絵本を並べてあげてください。

きい(僕の子で1歳11か月)の本棚です。
何冊あると思いますか?
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数えたら、70冊ありました。
きいの一番好きな本は、
(馬場のぼる「ぶたたぬききつねねこ」こぐま社、1978)です。
しりとりになっている本です。
「おひさま→まど→どあ・・・しろくま→まく→くりすます」という風。
合計41個の動物や物が出てくるわけですが、きいは35個くらい名前が言えます。
その中でも、あほうどりが一番のお気に入りです。理由はわかりませんが。
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きいが一番好きな本なので、自分で本棚を探して引っぱり出してきて、
「よもうよもう!」
と言います。ときには、自分でページをペラペラと(バラバラとおおざっぱに)めくって読んでいることもあります。
もう何回読んだか分かりませんが、何回も読むことが大切です。
1、2回では気付かないことやわからないことはたくさんあります。何十回も読み、見ることで、新しいことを発見したり、記憶に残ったりします。
好きな本は飽きが来ません。好きな本は大切にしてあげてください。

一応・・・きいが好きな本
第2位は、
(多田ひろし「ねずみさんのながいパン」こぐま社、2000)です。
「ながーいパン!」を連呼しています。
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第3位は、
(安西水丸「がたんごとんがたんごとん」福音館書店、1987)です。
列車が動く話なんですが、絵本を動かして、きいの周りを一周させて読むととても嬉しがっていました。
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ところで、70冊置いていると言いましたが、
これにも意味があります。
10冊ではだめなんです。

考えてみてください。

10冊の中から一番好きな絵本を選ぶのと、
70冊の中から一番好きな絵本を選ぶのとでは、
まったく中身が違ってきます。


10冊の中から選んだ1番の本でも、70冊の中では、2番か3番、もしくはそれ以降かもしれません。
70冊から選ぶ方が、自分の好きな本が見つかりやすいです。
自己決定(他人に任せず、自分で決めること)の力も伸びますね。
だから、たくさんの本を置いておくべきなのです。

70冊と書いていますが、100冊でもいいんです。
ただ、市販のカラーボックスに入る適量が、70冊くらいです。
100冊入れると、本と本の間が詰まりすぎて、きいが本を取り出せないし、しまうこともできません。これでは本末転倒です。
本棚に合わせて、本の量を調節してください。

これを読んだママパパさんは質の高い絵本を選んでたくさん置いてください。
そして読み聞かせをしてあげてください。
0歳から小学校高学年くらいまで続けられるとよいですね。
子供が寝る前に、コミュニケーションの一つとして。




子育てマインド
・子供はお話が好き、絵本が好き。
・絵本は、絵と言葉とストーリーの質が高いものを選ぶ。
・絵本は、美しいものへの感性を高め、言葉を育て、道徳性を豊かにする。
・本棚を作り、質の高い本をたくさん置く。
・10冊と70冊では、一番好きな本の質が違う。
・できるだけ絵本の読み聞かせをする。



いつも通り赤字をパソコンのメモ帳やワードにメモしておいてくださいね。


第13話を読んでいただき、ありがとうございます。
子供にとって、本が身近な存在であるように心がけましょう。

次回は「言葉の爆発期」についてです。

質問や体験談などがあれば、気軽に書いてください。


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